来歴
懺悔シスターたちはいったいどのような思いでモーンズ修道院に入ったのかは、誰も知らない。 しかし、スゥリンはその例外である。彼女は、自分が修道院に入った理由をよくわかっている。 彼女は治安がすこぶる悪く、道徳が存在しない街で生まれ育った。 神がこの世のすべての人を愛しているのならば、なぜ一部の人々は身勝手に振る舞い、弱者に暴力をふるうことが許されるのだろうか。 ああ、そう。神はきっと、自分の愛する生き物たちがお互いを監視し、共に成長することを望んでいるから、そんなクズどもを放置していたのであろう。 ならば、自分は罪深い人々に、自ら犯した過ちをどう懺悔すべきかを教える義務があると、彼女はそう考えた。 それが、彼女がモーンズ修道院に自ら入った理由である。 「人々が悔い改める悲鳴に耳を傾ける時が来ました。」

